くらし情報『渡辺美奈代 新聞受け覗くとファンと目が…命の危険感じたおニャン子時代』

2021年12月19日 06:00

渡辺美奈代 新聞受け覗くとファンと目が…命の危険感じたおニャン子時代

を手がけていたこともあって、歌番組に出演したとき、ご挨拶する機会に恵まれたんです。『小学校、中学校から、ずっとファンです!』と話しかけたら『ありがとう』と言ってくれて、優しいお兄さんでしたね。ほんの短い時間でしたが、憧れの人のひと言が心に残って『私もがんばろう』と思えたんです」

だからこそ、おニャン子クラブ解散後も迷いなく芸能界に踏みとどまり、新境地を切り開くこともできた。

「あるとき事務所の人から“バラエティはどう?”って言われたんです。それでお歯黒をしたりして、挑戦してみたのですが、やっぱり抵抗があって……。しばらく考える時間をもらうことにしました」

悩んだ末、コントに挑戦しようと決心できたのには、志村けんさんの存在が大きかったという。

「『自由に楽しくやってくれれば、あとはほかの人が引き出してくれるから』とアドバイスをしてくれました。私との距離を近くするため、お歯黒のメークなども、志村さん自らやってくださったんです」

’80年代の初めにテレビで見ていたスターたちが、美奈代さんを励まし、支えたのだった。

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