2022年1月23日 06:00
生稲晃子を“芸能界は嘘の世界だ!”と号泣させたミスコンでの事件
『合計150万円の賞金がもらえたら山分けする』と約束して、4つ上の兄に応募写真を撮影してもらいました」
残念ながら賞を取ることはできなかったが、系列の芸能事務所からスカウトされ、所属することに。
「それでCMのオーディションなどを受けたんですが、どれもうまくいかなくて、次第に生活の中心が高校のバレーボール部になっていきました」
大学進学に力を入れている私立高校に通っていたこともあり、まわりもすっかり受験モードに突入していた高3のころ、出合ったのが「ミス南コンテスト」だった。
「『みゆき』や『タッチ』など、あだち充先生の作品を兄が好きだったこともあって、私も単行本を読むように。自分のペースで世界観に浸りたかったので、アニメよりマンガで楽しんでいました」
スポーツが得意で、髪も肩にかかるくらいだった生稲さんは、友人から「南ちゃんに似ている」と言われることも。
「その言葉に有頂天になり、どんどん南ちゃんのことが好きになってしまって(笑)」
だからこそ絶対にコンテストには出場したかった。
「“芸能界で手っ取り早く稼ぐ”という幻想を捨てて大学受験に集中するための、最後の思い出作りのつもりでもありました」