くらし情報『杉本彩「弱い立場の命軽んじる社会に幸せない」語った動物福祉活動始めた“原点”』

2022年3月3日 11:00

杉本彩「弱い立場の命軽んじる社会に幸せない」語った動物福祉活動始めた“原点”

私自身が幼いころから動物との関わりが深く、エゴも欲得もない動物の純真さに救われることや、人間より短いその一生から学ぶことが、数多くあったからでしょう」

彼女と動物との暮らしは、小学生のころに知り合いからシャム猫を譲り受けたことが始まりだ。その猫ときょうだいのように暮らし、以来、捨てられている猫を見つけては家族として迎え入れた。二十歳で上京すると、街角に保護するべき猫が見当たらず、やむなくペットショップへ。そこで生体展示販売を目の当たりにし、違和感を覚えながらも、まだ生体展示販売の問題を知らなかったことから、「いちばんからだの弱そうだった」猫を一匹、また一匹と迎えたという。10年後、そのうちの一匹を人生で初めて見送ったことの後悔と学びが、活動に至る原点の一つだ。

「エルザという女の子でした。ある日元気がなかったので、町の動物病院に連れていって、入院させたんです。当時の私は無知で、すぐに元気になると思っていたら数日後に容体が急変。
実は心臓病だったとわかり、慌てて大学病院に連れていったのですが、その日のうちに亡くなってしまったんです。

病気に気づけなかったこと、獣医師の選び方の甘さ。自分の未熟さのせいでエルザの死を早めてしまったと泣き暮らし、一時は立ち直れないほどでした。

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