くらし情報『杉浦幸「涙が出るほど下手」演技経験ゼロで主役抜擢に感じた焦り』

2022年3月6日 06:00

杉浦幸「涙が出るほど下手」演技経験ゼロで主役抜擢に感じた焦り

怖くなったのは、むしろ数話分のドラマが完成してからです。1話から3話分をまとめて撮影したのですが、放送前に試写を見て、自分の演技が涙が出るほど下手で、“このままではやばいぞ”と焦りました」

『ヤヌスの鏡』では、ふだんは普通の女子高生だが、夜は意図せず不良になってしまうという、2つの顔がある少女を演じた。

「だいたい夜は青山通りを走って、ケンカして暴れまわる。それで最後は踵を返し、不敵な笑みを浮かべて颯爽と消えるという流れ。山下真司さんに投げ飛ばされるシーンで、タイミングが合わず、コンクリートに頭を打ち付けて、気がついたら病院にいたということもありました」

さらに、大映ドラマならではのセリフ回しも難しいところ。

「日常では使わないような言葉がたくさん出てくるんです。風見慎吾(現・風見しんご)さんに『昨夜はどこ行ってたんだよ』と聞かれ、『天の川で夕涼みしてたのさ』と答えたり……。“なんだそりゃ、どういう気持ちで言えばいいの?”って悩みました」

【PROFILE】

杉浦幸

’69年、東京都生まれ。
’85年、16歳のときにドラマ『ヤヌスの鏡』で主演デビュー。現在は女優、ラジオのパーソナリティなど幅広く活躍。

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