2022年3月26日 06:00
宮澤エマ明かす大河現場で感激した小栗旬の座長術「コーヒーマシンを差し入れてくれた」
「それまで共演シーンがなかった西田さんと京香さんが口をそろえて『あっ、本物(の実衣)だ~!』とおっしゃって(笑)。『それは私のセリフ!』って心から思いました。どこを見ても、スターばかりの世界にいることがいまだに信じられません」
周りの反応は好評だが、じつは実衣を演じるにあたっての葛藤があったという。
「最初は実衣のキャラクターが、なかなかつかめませんでした。物語初期の実衣は子ども時代。33歳の自分が幼い女の子を演じるギャップにも戸惑いましたね。しかもセリフは一言だけのものが多くて……」
そんなとき、脚本家の三谷幸喜(60)からこんなアドバイスが。
「『実衣は、家族の大事な話に入れない末っ子感がある。
そのぶん探求心が強く、盗み聞きをしたりして、自分で情報を集めようとする。少し背伸びしているような女の子なんじゃないかな』って。『イメージとしてはムーミンのリトルミイ、グリーンダ・カ・ラのCMに出ている、子どものムギちゃん』とも言われました(笑)」
セリフについては、「初期の実衣は子役が演じる可能性があったから短いんだよ」と冗談交じりに言われたそう。
「でも、三谷さんの言葉をもらってからは、実衣のキャラクターがだんだんつかめてきました。