2022年4月1日 15:50
枡アナは研究員、富川アナはトヨタ!アナウンサーの転職先が多様化する理由
それでも、内多さんの心からは「この問題にもっと深く携わりたい」という思いが消えなかった。
「1年ほどたったとき、福祉業界の方からもみじの家ができるというお話を聞きました。病院関係者以外も招き入れたいとの方針も知り、『関心があるならどうですか』と背中を押してもらったのです。『NHKではそろそろ先が見えてきた』という心境だったこともあって、新たな可能性に懸けてみようと思いました。
最近は、医療的ケアを必要とする当事者家族の要望が行政に適切に届く流れを作るため、各都道府県に医療的ケア家族会を立ち上げてもらうよう働きかけています」
■メディアの多様化でアナウンサーの注目度も低下
伊東楓さん(28)も、新たな挑戦をしている元アナウンサーの1人だ。’21年2月にTBSを退社すると、3月には初の絵詩集『唯一の月』を出版。その後も“外でも着たいパジャマ”をファッションブランドとコラボして制作するなど、アーティストとして精力的に活動している。’21年10月には自分の仕事のフィールドを広げつつ、クリエーティブな仕事をするうえで刺激を受けるためドイツへと渡った。
アーティストに転身した理由を伊東さんはこう明かす。