2022年4月17日 06:00
「会長の愛人では?」と揶揄も…石井明美語る爆速デビューの裏側
』(’84年)や『DESIRE-情熱-』(’86年)で、その人が体をのけぞらせたりして踊る横で、しゃがんで、動きに合わせながら歌いました」
常連客にテレビ局や芸能事務所の関係者が多いスナックで、石井さんの歌声に将来性を感じ、『一度、カメラの前で歌ってみないか』と声をかけられることも。
「でも私はお金をためて、いずれ美容師の仕事に復帰すると決めていたので、そのたびに『興味ありません』と断っていたんです」
■所属後4ヵ月での爆速デビューの理由
そんなある日、週に1度は顔を見せる、中森明菜が所属する大手事務所のスタッフから、「そろそろどうだ」と改めて誘われたという。
「かなり熱心でしたし、そのころはすっかり信頼関係もできていたので、お受けしました。『1曲でやめていい』『キャンペーンなどはしない』という条件で(笑)」
スナックを辞め、事務所に所属したのが’86年4月。すぐにボイストレーニングを始めると、6月にはレコーディングと、とんとん拍子で決まっていった。
「7月に始まる『男女7人夏物語』に合わせ、8月にレコードを出すことになりました」
所属後わずか4カ月のデビューのため、「会長の愛人なのでは」