2022年4月27日 06:00
カッパと人間を親に持つ女の子がラジオ『基礎英語』の主人公に。NHKに理由と反響を聞いた
なぜ主人公を父がカッパ、母が人間というキャラクターにしたのか?NHKに取材を申し込むと、番組のデスクとテキストの編集担当者が次のように答えてくれた。
「『中学生の基礎英語』シリーズは2年間で中学校3年分の英語をマスターしようという講座です。英語というのは継続して学習しないと身につかない教科なので、制作側としては1年間聴き続けてほしいという思いがありました」
リスナーに継続的に聴いてもらうために力を入れたのが“ストーリーを面白くする”ことだったという。
「今年度はまだまだコロナ禍でリスナーもなかなか海外に行けないだろうと思い、ストーリーを執筆したクリス・ネルソンさんの出身地のアメリカ・ミネソタ州を舞台にすることにしました。ミネソタは美しい湖がたくさんあるところなのですが、誰ならそんな大自然を満喫できるだろうか?と考え、思いついたのがカッパでした」
主人公の名前にも「湖」の文字が。父はカッパ、母は人間としたところにも制作者のこだわりが。
「カッパだけの家族や人間だけの家族より、カッパと人間の家族のほうが多様性もあるし、面白いストーリー展開にできそうだと思ったんです」
番組が始まって1カ月。