2022年5月29日 06:00
陣内貴美子 過酷な練習支えたマッチの存在「上京したついでに“出待ち”を」
「『ギンギラギンにさりげなく』(’81年)もそうですが、その次のシングル『情熱☆熱風せれなーで』(’82年)はかなり印象が強かったですね。歌詞に出てくる『ポニーテール』に影響されて、よくポニーテールにしていた時期もあったくらい(笑)」
練習でどんどん忙しくなり、マッチが常連だった『ザ・ベストテン』(’78~’89年・TBS系)も、後半の5位から1位までしか見られなかったという。
「高校最後の東京での大会は、顧問の先生が来られなくて、同級生2人と私だけで上京したんです。それで、『ベストテン』を生放送していた木曜の夜、『マッチに会えるかも』って、3人で赤坂のTBSに“出待ち”しに行って。すごい数のファンが集まっている出口で待ったのですが、守衛さんに『ここからは出ないよ』と言われて、あきらめて帰りました。でも、マッチの近くに行くことができただけで満足でしたね」
そんな思い出を語る陣内さんは、’92年にバルセロナオリンピックへの出場を果たし、引退後はスポーツニュース番組など、テレビに出演するように。
「あるバラエティ番組で、マッチファンの北斗晶さんたちと、“マッチのことを誰がいちばん知っているか”をクイズで競ったんです。