2022年6月4日 06:00
山口百恵さん「面白いところもあるんだから」友和との結婚忠告したスタッフに見せた反論
電話番号の交換?とんでもないです。オーラに満ちあふれ、きちんとされていた方でした」
’78年には、史上最年少の19歳で『紅白』の紅組トリを務め、『プレイバックPart2』を歌った。百恵さんは20歳を過ぎ、阿木と宇崎を「ごちそうしたい」と食事に誘った。
「3人で西麻布のイタリアンに行きましたね。百恵さんはワインをテイスティングしていました。まだ成人したばかりの彼女がおごってくれたんですよ」(宇崎)
人気絶頂の’80年3月7日、三浦友和との婚約を発表。10月5日、日本武道館の引退コンサートの台本の表紙には《MOMOE FINAL THIS IS MY TRIAL》と記されていた。
『This is〜』は百恵さんの22枚目のアルバムの最後の曲だ。
演出担当の宮下康仁氏(71)はかつて本誌の取材にこう答えている。
「阿木燿子さんの詞に共感していた百恵さんは、『ひとりの女性として新しい人生を歩み始める』というメッセージを伝えたかったのだと思います」
歌い終えると、ステージの中央に白いマイクを置いて立ち去った。
「『宮下さんが考えたんですか』とよく聞かれるのですが、違います。僕らも驚きました。