くらし情報『反ワクチン派で“二酸化塩素水”飲用が流行中…医師は「急性腎不全、不整脈引き起こす」と警鐘』

2022年6月25日 06:00

反ワクチン派で“二酸化塩素水”飲用が流行中…医師は「急性腎不全、不整脈引き起こす」と警鐘

そのような情報を信じた一部の人たちが、マネをしているようです」(医療ジャーナリスト)

このような薬品を体内に取り入れることに、SNS上では次のように懸念する声が上がっている。

《これはマジでヤバい。絶対ダメ》
《ツッコミどころが多すぎるなこれ…》
《経口摂取したら粘膜ただれそうだし、最悪死ぬのでは? これ勧めてる奴は飲んだことあるのかね?》

ネット上で、まことしやかに流布される“ワクチンの解毒方法”ーー。果たして、二酸化塩素を体内に直接取り入れれば、ワクチンは体内からなくなるのだろうか?

そこで本誌は、「医師が教える 最善の健康法」や「新装版『ニセ医学』に騙されないために」(ともに内外出版社刊)の著者で、内科医の名取宏氏に話を聞いた(以下、カッコ内は名取氏)。

■「典型的な万能を謳うニセ医学です」

まず名取氏は「消毒液を飲んでも感染症には効果がありません。イソジンうがい薬や消毒用アルコールを飲んだりしませんよね」と前置きした上で、「二酸化塩素を飲んでも、ワクチンを解毒したり、新型コロナウイルス感染症を予防したり、治したりする効果はありません」と否定する。「反ワクチン派の人たちが飲んでいるのは、Jim Humble氏が開発したと称するMMS(ミラクルミネラルソリューション)

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