2022年7月18日 06:00
マスク頭痛、ブルーライト頭痛…「今どき頭痛」の原因と対策
が約1000万人。これら二大頭痛で、全頭痛患者の9割を超える。
「二大頭痛は、起きるメカニズムや特徴が違い、起きたときの対処法は真逆です。だから自分の頭痛がどちらかをわかっていないと、対処法を間違えて、悪化させてしまうこともあるでしょう」
そこで丹羽先生が「今どき頭痛」の原因と対策を教えてくれた。
【マスク頭痛】二酸化炭素とコリで両方の頭痛を併発する
マスク内に自分が吐いた二酸化炭素がたまり、その二酸化炭素の多い空気をまた吸うことで、脳の血管が拡張して片頭痛が起きやすい。また、マスクによる圧迫と、表情筋を使わないことで顔コリ、首コリから緊張型頭痛も起きやすく、マスク頭痛は両方の要素がある。対処法は、可能なときはマスクを外して深呼吸し、表情筋を動かすこと。
【テレワーク頭痛】猫背、眼精疲労……PC環境の悪さが要因
自宅のリビングやダイニングは仕事に適した環境とはいえない。
長時間のPC作業で猫背になったり、頸椎がまっすぐになるストレートネックになったりすると、緊張型頭痛の引き金になる。また、眼精疲労から目のまわりの眼輪筋など顔や首・肩の筋肉が収縮するのも、頭痛を誘う。ときどきPCから離れ、ストレッチなど姿勢を正す時間を持とう。