2022年7月24日 06:00
島谷ひとみ「このままじゃ帰れない!」国仲涼子と励ましあった“どん底”デビュー前
涼子ちゃんもすごく喜んでくれました」
翌年にはポップスへ転向。ジャネット・ジャクソンの曲をカバーした3枚目のシングル『パピヨン』(’01年)が話題となった。
そしてシャンプーのCMに出演する際、監督から「ちょっとこれを鼻歌で歌ってみて」と言われた曲が、のちにシングルリリースされて最大のヒット曲となる『亜麻色の髪の乙女』(’02年)だ。
“歌手としてやっていける”と自信を得たころ、広瀬香美から『Remember of you』(’02年)や『赤い砂漠の伝説』(’03年)など、計3曲もの楽曲が提供された。
「とにかく驚いたのは、デモテープにご本人の弾き語りが入っていたこと。しかも、メロディを『ラララ』と口ずさんでいるものが多いのですが、広瀬さんはすべて『ドレミ』で歌っていました。“天才だ”と思うのと同時に、“私よりも広瀬さんご自身が歌ったほうが、絶対いい”と自信喪失気味になりました(笑)。でも、まさか憧れの人から曲をいただけるなんて……。
夢を描いてイメージすれば、道は切り開かれるものだと実感しました」
【PROFILE】
島谷ひとみ
’80年、広島県生まれ。瀬戸内海の倉橋島で育つ。