2022年8月23日 06:00
杉田水脈 政務官就任にLGBT当事者らが怒りの告発「岸田首相が言動にお墨付き与えた」
という趣旨の論文に憤り、自身もレズビアンであることを公表。反論してきた当事者だ。
侮辱的な発言の矛先は、LGBTだけにとどまらない。彼女にとっては、女性も差別の対象だ。
「’14年10月には国会で、『日本で女性が輝けなくなったのは、男女共同参画の名のもと伝統や慣習を破壊するナンセンスな男女平等を目指してきたことに起因する』として、『男女平等は絶対に実現しえない反道徳の妄想です』と発言。
また’20年には、女性への性暴力に関して自民党の部会で『女性はいくらでもウソをつける』と発言し問題になりました」(政治部記者)
加えて、元TBS記者の山口敬之氏から性暴力を受けたとして訴えを起こしていたジャーナリストの伊藤詩織さんについても、英国のBBCの番組で「男性の前で記憶がなくなるまでお酒を飲んだのは、女として落ち度がある」などと述べ、「セカンドレイプだ」と批判されてきた。
LGBTの当事者団体である一般社団法人fairを主宰する松岡宗嗣さんは「差別発言をすればするほど出世してしまう状況に憤りを感じる。国会議員を辞職すべき」と怒りをあらわにする。
■国民の信任を得て当選した議員ではない
いったいなぜ、杉田氏が総務政務官に抜擢されたのか。