くらし情報『杉田水脈 政務官就任にLGBT当事者らが怒りの告発「岸田首相が言動にお墨付き与えた」』

2022年8月23日 06:00

杉田水脈 政務官就任にLGBT当事者らが怒りの告発「岸田首相が言動にお墨付き与えた」

元参議院議員で、旧統一協会問題に詳しいジャーナリストの有田芳生さんは、こう分析する。

「いわゆる”安倍枠”です。安倍さん亡き後、岸田首相としては安倍派との関係をどう保っていくかが課題でした。そこで、安倍さんの“推し”だった杉田氏を抜擢し、安倍派の協力や右派層の人気を得ようとしたのでしょう」

前出の岡野教授は、杉田氏は国民から直接の信任を得て当選したわけではない、と指摘する。

「杉田氏は’17年に自民党に入る前から、国連人権委員会の“女子差別撤廃委員会”に出席し、『日本軍による慰安婦の強制連行はなかった』などの発言をしていました。

こうした発言が安倍元首相に気に入られ、杉田氏とは縁もゆかりもない安倍元首相のお膝元である比例中国ブロックで出馬。比例名簿の上位に据えられ、”特別枠”で当選を重ねてきたんです」

■政務官就任で政策は実行しやすく

恩人である安倍元首相の期待に応えるべく、“先兵”となって活動してきた杉田氏。

「先の参議院選で争点となった、選択的夫婦別姓制度の導入に関しても、足を引っ張ってきた議員の一人が杉田氏です」

こう明かすのは、選択的夫婦別姓・全国陳情アクション事務局の井田奈穂さんだ。

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