2022年11月16日 06:00
貯金できない人がやりがちな無駄な節約「小銭貯金」「節電のためにコンセントを抜く」
でも、風邪をひけば薬代や医療費がかかります。パートを休むと、その分給料が減ることもあるでしょう。ガマンして節約しても、その何倍もの損につながり、貯金が減ってしまえば意味がありません。
無理して光熱費を抑えるより、健康でいることのほうが節約につながるんです」
また、時代の変化によってこれまで正しかった節約の常識が通用しなくなることも……。
「小銭貯金が好きな人もいると思いますが、多くの銀行で小銭を預けるには『硬貨入金手数料』が必要です。手数料額は硬貨の枚数しだいなので、1円玉が大量だと預入額がかなり目減りすることに。
小銭はためずにセルフレジなどで使い切り、代わりに紙幣を貯金しましょう」(矢野さん)
もちろん、間違った節約や、絶対にダメな節約というものは少ないと矢野さん。
「待機電力カットのためにコンセントからプラグを抜く人がいますが、これもまったく節約できないわけではありません。
でも、全部のプラグを抜いたところで、節約効果はほんのわずか。努力に見合う効果が得られない節約は、長続きもしにくいんです」
■お風呂の保温を断固として避けるという無駄節約
ここからは、矢野さんと丸山さんに聞いた残念な節約モンスターを紹介。