くらし情報『出生数80万人割れの衝撃!「将来の年金の減額は避けられない」と専門家』

2022年12月8日 11:00

出生数80万人割れの衝撃!「将来の年金の減額は避けられない」と専門家

「加えて、出生数が想定よりも8年早く80万人を下回ったように、財政検証で予想されている経済成長率や物価上昇率、賃金上昇率などにも誤算が生じていることは、火を見るより明らかです。極めて“悪い数字”になることにも備えておくべきです」(平野さん)

そして、これらの計算は、“モデル世帯”をもとにしたものであるということにも注意が必要だ。

「40年間、夫が年金の未納がなく、平均月収43万9千円のサラリーマン生活を送り、妻が専業主婦として支えた家庭。そんな家庭は日本国じゅう探してもほとんどないでしょう。多くの人がモデル世帯の年金額よりも下回るはずです」(北村さん)

■受給開始年齢はいずれ70歳に

さらに、政府は加入期間の延長や受給開始年齢の引き上げももくろんでいるという。

「2024年には国民年金の年金支払い期間が40年から45年に延長される可能性があります。厚生年金は75歳まで加入させられるという改正も予定されています。また、将来的には、年金受給開始年齢も段階的に引き上げられるでしょう。
受給開始年齢が70歳になることも十分に考えられます。もはや国に頼ることはできないので、自助努力をするしかありません。

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