くらし情報『手術中止、救急搬送5時間待ち…コロナ医療ひっ迫が第8波でも起きてしまう理由』

2023年1月11日 06:00

手術中止、救急搬送5時間待ち…コロナ医療ひっ迫が第8波でも起きてしまう理由

(写真:共同通信)

(写真:共同通信)



「コロナ感染や濃厚接触で100人近い職員が出勤停止中です。第7波まではなんとか乗り切ってきましたが、年末年始でさらに感染者が増えると、さすがに難しい。当院のセンター長は『戦争に近い』と頭を抱えています」

そう明かすのは、自治医科大学附属病院救急救命センター(栃木県)副センター長の米川力さん。

「つい先日は、約180キロ離れた千葉県からも受け入れ要請がありました。また、ケガをして運び込まれた病院で陽性と判明して受け入れ拒否され、隣の茨城県から当院に運び込まれた方もいます。その方は受け入れ先が見つからず、5時間も救急車で待機していたそうです」(米川さん)

こうした窮状は栃木県のみならず全国に及んでいる。たとえば12月22日、東京都は「医療提供体制がひっ迫している」として、医療提供体制の警戒度を最も深刻なレベルに引き上げているのだ。

さらに、この第8波では、茨城県や長野県などでコロナによる1日当たりの死者数が過去最多に。
感染者数がこれまででもっとも多くなっている自治体もある。

このような惨状の中、全国各地の医療従事者から「第8波がいちばんひどい」「これ以上感染が拡大したら県民の命が守れない」

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