2023年1月11日 06:00
手術中止、救急搬送5時間待ち…コロナ医療ひっ迫が第8波でも起きてしまう理由
国立遺伝学研究所教授で世界的な分子生物学者の川上浩一さん(理学博士)はこう指摘する。
「ウイルス量が十分増えていない感染初期や、療養解除の時期の場合、抗原検査では半分くらい見逃してしまうことも。リスクの高い高齢者施設や病院では、抗原検査より感度の高いPCR検査が望ましい。政府や自治体はそうした体制を作っておくべきでした」
前出の米川さんも、現状の問題点を訴える。
「これまでは、感染者が増えたら政府が行動制限を呼びかけていましたが、今はそうではない。ですから感染者が増加しています。
さらに年末・年始の人流増加に伴いケガ人も増えて、より医療がひっ迫してしまうんです。一人一人に基本的な感染対策をお願いするしかありません」
このままでは、’23年もコロナ“禍”からは抜け出せないだろう。
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