くらし情報『コロナ禍で介護事業者の倒産が143件!収入800万円減、光熱費は100万円増も…介護崩壊で寝たきり老人急増の未来』

2023年1月19日 11:00

コロナ禍で介護事業者の倒産が143件!収入800万円減、光熱費は100万円増も…介護崩壊で寝たきり老人急増の未来

(東京都江戸川区)代表の三田友和さん。

約30人いたヘルパーも廃止直前は6人に。うちほとんどが60~70代の高齢者で、濃厚接触者となって出勤できないヘルパーも出たことが追い打ちをかけた。

■コロナの感染対策が影響し、売り上げ大幅減に

「このままの状況が続くと介護を受けられない高齢者が大量に出かねない」

そう危機感をあらわにするのは、京都市内のヘルパーステーション「わをん」の代表、櫻庭葉子さんだ。

「引き受け先が見つかればいいですが、引き受けたくてもできない事業者も少なくないはず。うちにも、昨年何度か『訪問介護事業を閉じるので、利用者さんを受けてくれないか』という問い合わせがありましたが、とてもじゃないけどムリ。泣く泣くお断りしたんです」

その理由のひとつが、重くのしかかるコロナの感染対策。

「大手さんの場合、コロナに感染した利用者さんのところには、〈サービスに入りません〉というところも多い。
実は、看護師につく危険手当はヘルパーにはつかないんです。でもうちは、ヘルパーが防護服や防護マスクをつけてケアに入ります。ですからどうしても通常より時間がかかって、一日に回れる件数が減ってしまうんです。

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