2023年2月6日 18:06
“バカッター”からInstagram、TikTokに…変わる迷惑動画のトレンドに“罪悪感の欠如”
この動画も元はInstagramのストーリーに投稿されたという。
飲食店が最も大切にする“安心安全”を脅かす数々の迷惑動画。しかし、企業側も泣き寝入りするわけではない。迷惑行為を行った本人から謝罪を受けるも被害届を出すといった毅然な姿勢を示し、防止策に乗り出している。
一方、こうした迷惑動画が炎上する背景には“ある共通点”が。いずれもTikTok やInstagramのストーリーに投稿された後に、Twitterに転載され拡散する傾向にあるのだ。10年ほど前はTwitterに不適切動画の投稿が相次ぎ、“バカッター”とのネットスラングが浸透。2013年の「ネット流行語大賞」で4位にランクインしたほどだった。
■「友達にも教えようとする感覚で投稿してしまっている」
時代の移り変わりとともに、炎上する過程も変化しつつある昨今。第3者に転載される可能性があるにも拘わらず、なぜ迷惑動画を投稿してしまうのだろうか?
「最近では、TikTokやInstagramの方が若年層に親しみを持たれている傾向にあるます。しかも、自分のアカウントがバズるようであれば、収益化できる可能性が出てきますよね。今回炎上した若者たちが、そこまで考えていたかどうかはわかりませんが、“バズる作戦”としてはTwitterよりも利用比率が高く、親しみやすいTikTokやInstagramを選んだのだと思います」