2023年2月17日 06:00
卵の値上げがもたらす家計負担増…夫婦2人世帯で年9千円超も!
は「ゆで卵を減量し、ハムを増量」。加えて「セブンプレミアム 半熟煮たまご」などの約15アイテムで「販売を休止」しているのだ。
同社の広報担当は「現時点での原状回復は未定ですが、鳥インフルエンザの状況を確認しながら、対応して参ります」と回答した。
すでに判明している値上げだけを見ても、家計への影響は深刻だ。仮に卵を1人1日2コ食べていて、マヨネーズを月に1本購入し、レストランのモーニングを月2回利用している夫婦2人世帯の場合、年間の家計負担の増加は9千円を上回る計算になる。加谷さんは、卵の値上げのさらなる余波を次のように見通す。
「マヨネーズからサンドイッチ、洋菓子……と加工頻度や付加価値の高い商品へと値上げの段階が徐々に移ってきています。発表されていない食品でも、小麦とバター、卵と値上げ食材を使うケーキ、卵を使うラーメンなどは、明日にも値上げに踏み切る社が出てもおかしくありません」
今後はさらに、次のような分野にも値上げが広がる恐れがあると指摘する。
「生産コスト全般が上がっているのは間違いないため、野菜の価格が上昇する可能性があります。卵と並んでスーパーの安売りの目玉である『もやし』さえ値上げが考えられます」