2023年2月17日 06:00
卵の値上げがもたらす家計負担増…夫婦2人世帯で年9千円超も!
騒動前の経営規模に戻せなければ、価格が高い水準のままで落ち着いてしまう可能性も否定できません」
“物価の優等生”の異常事態の余波は多くの食品に及ぶことに。すでに兆候は見え始めている。
「原材料に卵を多く使うマヨネーズや、スクランブルエッグが出るファミレスのモーニング、ゆで卵を使うサンドイッチなどが値上げや減量を発表しています」
マヨネーズの老舗のキユーピーは4月1日から「キユーピー マヨネーズ450g」を520円(税込み)と45円もの値上げを行う。調味料大手の味の素も、4月1日から「ピュアセレクト マヨネーズ」など全5品種を約5〜9%値上げすると発表。ファミリーレストラン大手のロイヤルホストは3月8日から、スクランブルエッグがメニューに含まれる「モーニングプレート」と「ロイヤルホストモーニング」を各税込みで55円値上げ。北海道旅行のお土産の定番「白い恋人」で有名な石屋製菓は、主力商品の「白い恋人」などで「生産数の維持が難しい」として「品薄」を発表している。また、コンビニ大手のセブン-イレブンでは1月31日より、サンドイッチなど約10商品の「規格の見直し」が実施されている。たとえば「ハムとたまごのサンド」