2023年3月29日 15:50
「遺伝子組換えでない」の表示が消える!4月からの「遺伝子組み換え食品」見抜き方
「スマホを持っていない貧困層や、操作できない高齢者などは知ることができないという“格差”が生じています。今回、日本で表示が変更されたのも、遺伝子組み換え作物のタネを製造している企業の影響を受けているかもしれません」
今後も「遺伝子組換えでない」食品を選びたい人は左上の表を参考にしてほしい。前出の原さんは、こうアドバイスする。
「『遺伝子組換え混入防止管理済』または『分別生産流通管理済み』の記載があるものを選びましょう」
これらが、現在の「遺伝子組換えでない」と、同様の生産管理体制がとられている食品になる。また国産品には遺伝子組み換えのものはないので国産のものを選ぶ、JAS(日本農林規格)によって「遺伝子組換え技術を使用しない」が認証の条件になっている有機農産物を選ぶなどの手段がある。
記載がない場合などはメーカーに問い合わせてみてもいい。前出の大西さんは語る。
「加工食品には、遺伝子組換え食品が原材料に使われていることが多いので、自分で素材を購入して調理するのが望ましいですね」
なお、大豆ととうもろこし以外の表示義務のある農作物については、現在も混入率の定めはなく、今後も混入が認められない場合のみ「遺伝子組換えでない」と表示されることになる。
日々、口にするものだけに、わかりやすい表示にしてほしいものだ。
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