くらし情報『庵野秀明『シン仮面ライダー』“ぶん投げ”現場に池松壮亮、スタッフは疲弊…それでも興行不調でゆらぐ“ヒットメーカー”の座』

2023年4月8日 06:00

庵野秀明『シン仮面ライダー』“ぶん投げ”現場に池松壮亮、スタッフは疲弊…それでも興行不調でゆらぐ“ヒットメーカー”の座

『ドキュメント「シン・仮面ライダー」』でも、キャラクター造形の打ち合わせ時から細かく要望を伝える様子が映されていた。

当然、俳優陣の演技にも細かく指示を伝えるかと思いきや……。出演者の森山未來(38)の提案で、クランクイン前に主演の池松壮亮(32)、柄本佑(36)といった3人の俳優陣で演技のすり合わせを行うことに。

会議冒頭、クランクインと同時に「よーいドン」で撮影に入ることを懸念した森山が「劇画調でやるのか、リアルな感じでやるのかということをシェアした方がいいことを監督と一緒に話しながらできたらと」と提案。しかし、庵野は何も言葉を発さず、沈黙に耐えかねた森山は「これ俺ら3人で決めるの?違うよね……」とボソリ。

すると、庵野はこう応答する。

「僕の方から『こうして欲しい』というのはまず出ない。自分のイメージを押しつけるならアニメーションの方がいい。
実写のときは真逆でいきたい。『自分のイメージからできるだけ離れたもの』を撮りたい。僕の方から最初にイメージを出すことは、実写においてはまずない。あとは役者次第」

この発言に森山は苦笑し、池松と柄本は神妙な面持ちをしていた。

『シン・仮面ライダー』において、俳優陣に加えてもう一つの要となるのがアクションだ。

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