くらし情報『国民負担率47.5%…江戸時代の年貢と近い重税に 家計苦しめる社会保険料なぜ高い』

2023年5月5日 06:00

国民負担率47.5%…江戸時代の年貢と近い重税に 家計苦しめる社会保険料なぜ高い

国民負担率47.5%…江戸時代の年貢と近い重税に 家計苦しめる社会保険料なぜ高い


今、家計が苦しい原因の一つは、「国民負担率」かもしれません。

国民負担率とは、国民の所得に占める税金や社会保険料などの負担割合を示すもの。’22年度は47.5%でした(財務省)。国民負担率の推移をみると、’79年度から’12年度まで30年以上かけて30%台を徐々に上昇し、’13年度に40%を超えました。その後、直近の10年間で約7%も急激に上昇しているのです。

今の国民負担率は、江戸時代の年貢割合「五公五民」とほぼ同じとの指摘もあります。五公五民は、徳川吉宗が享保の改革で行った増税制度で、当時の農民は生きていけないとあちこちで一揆を起こしたそうです。私たちの暮らしも、苦しくて当たり前の状況といえるでしょう。


国民負担率上昇の原因は、高齢化による社会保障費の高騰だと思います。ただ国は「増税分はすべて社会保障費に使う」という名目で消費税を10%に上げました。本来なら消費税の増税分で社会保障が充実し、社会保険料が上がることはないはずでした。

しかし実際は、消費税の増税分のうち20%ほどしか社会保障の充実には使われていません。残りの約80%は国の借金の穴埋めに使われています。国は「社会保障に使った借金の返済」

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