2023年6月23日 11:00
「僕の血と汗と涙が」山下達郎が“聖地”中野サンプラザ解体に誰よりも憤る理由
“プラチナ”チケットはすでに完売しています」(前出・音楽関係者)
山下は折に触れて、同所の閉館を嘆いていた。昨年6月に出演したラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)で安住アナが、「中野サンプラザは解体予定が決まっている」と言及すると、山下は、「なんかね、何でも壊せばいいと思ってる」と憤っていた。
なぜ山下はここまで思い入れが強いのだろう。
■中野サンプラザが山下達郎のホームグラウンドになった理由
今年2月18日に放送された『山下達郎と上柳昌彦のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、山下はその理由をこう語っていた。
「(中野)サンプラザはね、融通が利くっていうかね。でも1980年の5月1日っていうのが、『RIDE ON TIME』の発売日だったんですけど。そのときが生まれて初めてサンプラザでやった日でね。5月1〜3日って3日間と、12月25〜27日の3日間という。
それが4年ぐらい、ずっと続いたんですね。それで、僕のホームグラウンドになったんですけども……」
前出の音楽関係者は言う。
「ハイトーンが持ち味の達郎さんは音響へのこだわりが半端なく、基本的に『大きい会場でライブをやりたくない』ポリシーの方です。