2023年6月23日 11:00
「僕の血と汗と涙が」山下達郎が“聖地”中野サンプラザ解体に誰よりも憤る理由
中野サンプラザに関しては、設計上、六角形のアリーナになっているのですが、最大収容人数から120席ほど減らせば、達郎さんがライブの理想とする音響スペースに変えられる“唯一無二の場所”だといいます」
先ほどのラジオ番組でも同所の解体に関して、山下は憤激していた。
「でも本来だったらあそこ、ちゃんとリフォームしてね。耐震強度をアレして残せばいいのになって僕なんか思うんですけどね。日本はなんでもスクラップアンドビルドだから……」
1月の同所のライブでは、サプライズがあったという。
「アンコールでは妻の竹内まりやさん(68)が登場したんです。同所での初ライブ日に発売された『RIDE ON TIME』を夫妻でアカペラ熱唱し、観客の興奮は最高潮に達していました。
最後に達郎さんは観客の前でしみじみと語りかけたんです。『大変な時代になったけれど、心の安らぎをもって冷静に寛容に助け合っていきましょう。
カッコよく年をとっていきましょう!』って。観客に手を振って去っていきました。
43年間の思い出が、夫婦であふれたのでしょうね。街の再開発やコロナ禍など、長い人生では自分の力ではどうしようもないこともある。