「自宅なのにくつろげない…」疲れやすい家にある特徴は“情報過多”と“圧迫感”
それでは、疲れる家の5つの特徴を見ていこう。
【1】目や耳からの情報量が多い
「『ただいま』と帰宅すると、玄関には靴が脱ぎっぱなし。リビングには、色や形のバラバラな収納ボックス。干しっぱなしの洗濯物などありませんか?まず目から入る情報量が多いと、脳に入る情報量が増えていきます。文字、形、色などの情報が絶えず意識の片隅に入り込み脳を酷使すると、そこにいるだけで疲れるのです」
耳から入る情報量も重要だ。
「テレビ世代の50代以上は、家に帰るとテレビをつけっぱなしにする人も多い。これも耳の情報量が増えて疲れの原因になります」
【2】部屋に圧迫感がある
「50代以上の家には、和ダンスをはじめ、本棚や食器棚など、背が高いうえに重厚な家具が多くあります。これが、圧迫感となり、心を乱します」
近年よく見る、天井まである収納棚も同じだという。
「圧迫されているだけで疲れますし、地震のときに、『落ちてこないかな』と、精神的な不安も常に抱えることになります。やはり空間は広いほうが疲れません」
【3】不快なにおいがある
「嗅覚もダイレクトに脳を刺激します。特に梅雨時は生乾きの洗濯物のにおいがありますし、暑くなるにつれて、キッチンの生ごみや排水口、洗う前の食器などがにおいやすくなってきます。