2023年7月4日 06:00
市川猿之助 父の死で再逮捕なら歌舞伎界から永久追放へ…「猿之助」の名跡も封印危機
そのため、かなりやつれていると聞いています」(前出・後援会関係者)
別の歌舞伎関係者は言う。
「猿之助容疑者が父への殺人罪で実刑となった場合は、歌舞伎界から完全追放となり、もう『猿之助』の名跡すら、おいそれと使うことはできなくなるでしょう。澤瀉屋内からも『猿之助の名跡は未来永劫、使われることのない“止め名”にしてはどうか』という話も出ているそうです」
歌舞伎界で“止め名”とは、諸事情により、封印された名跡のことを指す。
「二代続けて早く亡くなった尾上榮三郎や、初代團十郎を刺殺した生島半六など、いわくつきの名跡がそれにあたります」(前出・歌舞伎関係者)
演劇評論家の上村以和於さんはこう語る。
「尾上榮三郎や生島半六以外の“止め名”のケースでは、具体的な名前は避けますが、役者の没後、その妻だった方が『絶対にこの名前は誰にも継がせたくない』とおっしゃって、誰も襲名しない名前もあります。少なくとも今回、猿之助という名跡が“止め名”になってもおかしくはないですね。本来なら猿翁さんが決めることになるのでしょうが、お体のこともあるし、松竹も絡んでくる問題になるでしょう」
猿之助が“止め名”になれば、中車の息子・團子も、五代目猿之助を名乗ることはなくなる。