2023年7月16日 06:00
ホリエモンやリュウジ氏も反対派の標的に…なぜ“うま味調味料論争”はなくならない?
行政資料でも1993年改定の計量法で名称がうま味調味料に変更され、現在では各種法令、行政統計資料、記者ハンドブック等でもうま味調味料に統一されています》との見解を示している。
山路氏は「言葉のイメージによって振り回されている人は、少なからずいると思います」と前置きした上で、こう推察する。
「個人個人がインプットしている情報や知識量の差というのは大きいでしょう。うま味調味料に対して批判的な人は、『体に悪い』と刷り込まれた知識を上書きすることがなかなか難しいのかもしれません。使わないという人の大半は、『よくわからないけど、うま味調味料を使ってない方がよさそう』くらいの理由ではないでしょうか。うま味調味料がどう作られているのかを理解しているのかは疑問です」
「うま味調味料を使うメリット」とは、手軽に美味しい料理を作ることが挙げられるだろう。山路氏は“品質と価格のトレードオフ”を指摘する。「料理において人間が満足するうま味の量を調味料で満たすのか、それとも天然素材で満たすのか。
調味料が嫌なのであれば、昆布などの天然素材を使うしかありませんが、原価は当然高くなりますし出汁を取る手間もかかります。