バブルの終焉?高まるタイパ志向で苦境のYouTuber、なりたい職業も1位から転落
UUUMの業績悪化の原因は、TikTokとの競争激化や最大60秒と再生時間の短いYouTubeの「ショート動画」人気の高まりと言われている。ショート動画は広告単価が安く、通常動画の減収を補えなかったという。
「YouTubeの場合は、ショート動画はサンプル動画の役割を果たすそうなんです。チラ見させて、面白ければ本編へという誘導の入り口みたいになっているので、ショート動画を作るのがうまければ本編が多少面白くなくても客は集まりますが、そもそもショートだけで大きな収益を狙える仕組みではありません」
若者の“タイパ志向”に加え、選択肢の多様化もYouTubeのユーザーの減少に影響しているという。
「今はNetflixやAmazonプライムなどの動画配信サービスも多いですし、ライブ配信をするライバーも出てきています。ライバーの方が双方向感が強いので、マイナー系アイドルが好きだった人たちなどが今はライバーに入り浸っているという話も聞きます。このようにユーザーが分散している中で、“太客”を持っていない、やや中途半端な位置にいた人たちは、だいぶ苦しいと思います」
YouTuberとして十分な知名度のあるラファエルやシバターなども動画で「全盛期の12分の1」