電話での還付金詐欺が過去5年で最多の4800件超!“2度騙す”悪質手口実例と対策法
無料で貸し出しを行う自治体も。
【3】いったん切ってかけ直そう
公共機関を名乗る電話には「いま忙しいからかけ直す」作戦を。
本当の公共機関なら後日の電話でも問題ないはず。「いますぐ」などと急がせるのは詐欺の可能性が高いので注意しよう。
かけ直しは相手から聞いた番号ではなく、自分で調べた番号に。
さらに高齢者を守る対策を、高齢者支援に注力し日本弁護士連合会副会長などを歴任した弁護士の延命政之先生はこう話す。
「詐欺にあう高齢者は身近に相談相手がいないという状況が多いです。第三者も加えて高齢者を守るネットワークを作りましょう。
方法は2つあります」
【4】社会福祉協議会(社協)の「日常生活自立支援事業」を利用しよう
これは、社協の生活支援員が日常生活に不安のある高齢者などをサポートする制度だ。医療・介護の費用や税金、公共料金、家賃などの支払いや、預貯金の出し入れを手伝う「日常的金銭管理サービス」。介護サービスなどの案内や手続きをサポートし、困りごとを相談できる「福祉サービス利用援助」。年金証書や預貯金通帳、実印などを預かる「預かりサービス」を行う。知らずに詐欺にあい預貯金を引き出す際も、生活支援員に相談が必要なので安心だ。