「父親のような存在」GACKTが涙ながらに語った緒形拳さんとの絆 毎年お墓参りで報告も
「本当にこうやって時間を作っていただいてありがとうございました。ボクは拳さんに本当に救われました。ボクにとって拳さんは父親のような存在でした」。そう告げた瞬間に急に壊れた蛇口のように涙が溢れ出てきた。我慢しようとしたがどうにもならないほど泣いていた。そこから2週間、完全に壊れてしまい、何もできなくなってしまった。
[拳さんから受け取ったもの。それを一人でも多くの人に届けなければ]という想いだけがいまだにボクが演技を続ける理由だ。
拳さんが最後に遺してくれたもの。それを止めたくはない。
毎年、彼のお墓に行って「まだ頑張っています、次はこんな作品をやるんですよ」と報告している。それは自分がまだ笑顔で頑張っていることをただ伝えたいだけなのかもしれない。だが、あの出逢いがあったからこそボクは大河を乗り切れた。こうやって演技を続けてきたからこそ【翔んで埼玉】や他の多くの素晴らしい作品にも巡り合えた。人生の節々でキーとなる人たちが多くの生きる[意味]と[教え]をくれたことが今のボクのすべてに繫がっている。
大河の共演を機に緒形さんから数多くのことを学んだ。
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