老後資金の貯まる県、貯まらない県…年収で全都道府県中25位なのに、貯蓄率で全国1位に輝いたのは意外にも!?
【奈良県】(貯蓄率1位)
「奈良県は通勤時間が5位と長く、女性の家事労働時間は1位で、学習塾費用も1位。お父さんがサラリーマンで、子供にはしっかり教育を与え、家庭は専業主婦が切り盛りしているという“昭和スタイル”の家庭像が見えてきます」
こう分析するのは、WEBサイト「都道府県別統計とランキングで見る県民性」(注釈のないランキングは、当サイトのランキングを使用)を運営する久保哲朗さんだ。
節約好きな主婦が家計を守っているためか、定価販売が主なコンビニ店舗数(10万人あたり)は全国最下位だ。
一方、ピアノ普及率や空気清浄機普及率1位に着目するのは、岩中さんだ。
「自宅でのんびり過ごす傾向があるのでは。大阪の食い倒れ、京都の着倒れに並び、奈良の寝倒れと言われています。“寝てばかりで身上を潰す”という意味で使われますが、実際のところ、心の余裕があって、あくせくしない県民性だと感じています。それが貯蓄率の高さにつながっているのでは」
私たちもインドアでのんびり過ごし、心の余裕を持つことが貯蓄につながるのでないだろうか。
【兵庫県】(貯蓄率3位)
「ディグラム・ケンミン調査では、52.1%が『カード払いが多い』と答え、全国平均を大きく上回り、また女性の48.2%が『ポイントカードのポイントはしっかり使うほうだ』と答えています」