老後資金の貯まる県、貯まらない県…年収で全都道府県中25位なのに、貯蓄率で全国1位に輝いたのは意外にも!?
とは、『47都道府県格差』(幻冬舎)の著書もある、リサーチプロデューサーでディグラム・ラボ代表の木原誠太郎さん。
カード払いによるポイ活にも力を入れているようすの兵庫県人は、一方で1世帯あたりに占める有価証券比率1位。資産運用や貯蓄にも関心が高いと言える。
ポイ活に励むことで資産を増やす意識を持ちたいものだ。
■商人気質もあり無駄遣いしないことが美徳の大阪人
【大阪府】(貯蓄率5位)
年収34位にもかかわらず、貯蓄額は12位に躍進した大阪は、Jタウンネットが2019年に行った「ケチが多い都道府県といえば、どこ?」アンケートで、得票率31.5%で圧倒的1位だった。
「関西の主要都市であり、東京同様にお金を使う誘惑はありますが、商人気質もあり無駄遣いはしないことが美徳だと考えているのではないでしょうか」(木原さん)
徒歩・自転車通勤率1位というのも、ふだんから節約が当たり前になっているためだろう。
「一戸建ての平均階数は2.29階で全国1位。土地を無駄なく有効利用しています。
また大阪といえば、すぐに飴を人に配る“飴ちゃん文化”が有名ですが、じつはキャンディ消費量は34位。