くらし情報『3位は山口県、2位は富山県…最も危ない県1位は?最新耐震化率で判明!都道府県別「地震で家屋倒壊」危険度ランキング』

3位は山口県、2位は富山県…最も危ない県1位は?最新耐震化率で判明!都道府県別「地震で家屋倒壊」危険度ランキング

そのような地道な職員の努力で、2013年には診断数27件だったのが、2014年には338件と10倍以上に拡大。工事件数も2019年には177件と最大になった。

他方で耐震化率70%、伸び率も5ポイントと全国最下位の島根県の担当者は、取材に次のように回答した。

「本県はこれまで県民への耐震に関する普及啓発、耐震改修費用への補助を行うなど、耐震化促進の取り組みを進めており、取り組みが遅いとの認識は持っていません。

しかし県内は古い木造住宅が多数存在し、また所有者の高齢化もあり、このことが全国に比べ耐震化率が低い一因と捉えています」

■震災から月日がたち防災意識の薄れが

前述したように2016年の熊本地震はまだ記憶に新しい。耐震化率89・1%と全国平均を上回る熊本県だが、建築課担当者は、「熊本地震から8年近くがたち、防災意識が薄れてきている感覚があります」と危機感を募らせる。熊本市住宅政策課の担当者は

「熊本地震直後は耐震診断、耐震改修ともに多かったんです。しかし2022年は耐震診断(負担額5千500円)144戸に対して、耐震改修工事(補助金額の上限100万円)に進んだのが68戸でした。

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