GACKT 15回目の「卒業式ライブ」現場撮!「ボクがやり続ける本当の理由」を初自白
と言われたとき、大きなハンマーで殴られたような衝撃を受けた。『そうだよな、やりたいからやったんだよな…』と。行動した自分自身を褒めてやれる自分がいる、それで助かった人がいる。『やりたいからやった、それで十分。それ以外の言葉は必要ない』と。
それ以降、ボクは自分のやったことに対し、常に一言で言うようになった。メディアというものは綺麗なストーリーを求めたがる。ボクらに熱く語ってもらいたいわけだ。
だがボクはそういう[誰かを助けたい]のようなメディアが大好物の[お涙頂戴物語]を語ることはなくなった。世の中に綺麗事が必要なこともわかるが、ボクは一切それらの理由を熱く語らず、「自分のエゴでやっている」「やりたいからやっている」と言うようになった。卒業式ライブにも色んな理由はあるが、世の中に対してボクが発言するのはもうシンプルに「やりたいからやってる」「ボクのエゴでやっている」とだけ言うようになった。
2011年に、YFC【YELLOW FRIED CHICKENz】というバンドを組んで、ワールドツアーをしている最中のことだ。フランスのカフェでメンバーとボランティア活動について話したことがある。メンバーも当然にゴシップ誌からボクが散々叩かれていたことを知っていた。