食習慣で見る「長生き県」ランキング 豆腐をよく食べる沖縄が長生き1位。ではカップ麵好きな青森は?
また大腸がんや肝がんの予防効果も報告されています。コーヒーを飲みながら人とおしゃべりすることも多いはず。コミュニケーションをとることで社会性が高くなり認知機能が低下しにくい効果ももたらしてくれるのです。
また、滋賀県はがん死亡の7割以上占める大腸、胃、肺、肝臓、乳がんの5大がんの罹患率や死亡率も低く抑えられています。女性の喫煙率や肥満症有病率が低く、さらに鮒寿司や漬け物など発酵食品文化が腸内環境を整えているのでしょう」
一方、岩手県(42位)は「国民生活基礎調査」(2019年)によると、糖尿病の患者数が3位、脳卒中の患者数が1位に。そんな岩手県では炭酸飲料の購入額が日本一。
「英ケンブリッジ大学の研究チームが、糖分が多い炭酸飲料を多く飲む人は糖尿病になるリスクが急上昇することを報告しています。また、血糖値が上がると血管トラブルが増加。
脳卒中などの危険性が高まります。糖尿病予防には炭酸飲料を控えつつ、運動を心がけることが大切です」
■ワースト1位の青森県も“だし活”など改善が期待
餃子の町として知られる宇都宮市がある栃木県は「65歳からの平均寿命」でワースト3位。とはいえ、健康寿命では7位。