止まらぬ円安で「隠れ増税」も!物価高とのダブルパンチで家計負担は年10万円増
輸入大豆を多く使う納豆も、円安の直撃が大きいもののひとつだ。ただ納豆などは値上げがむずかしいため、生産者の利益を圧迫し、廃業が増加するリスクが大きい。
【3】オリーブ油
記録的な不作で、家庭用オリーブ油は5月から最大66%値上げされた。これに10%の円安が追い打ちをかけ、さらなる値上げがあるだろう。もう使えないかも。
【4】海外ブランド品
輸入コストの割合によって円安の影響額は異なる。人件費や輸送費、電気・ガス料金など円安以外のコスト上昇も大きく、結局10%程度の値上げになるのでは。
【5】輸入車
テスラ社などの自動車は輸入コストが大きく、円安の影響がダイレクトだ。
約600万円の「Model3」は約660万円に上がるだろう。
【6】外国産ワイン
’23年産のボジョレーヌーボーは約3千円。輸入コストは半分程度だが、人件費や輸送コストも含めると’24年産は10%値上げかも。
■エネルギー価格の高騰であおりを受けるもの
【7】ガソリン
原油自体の値動きがなくても、10%の円安で10%値上げの可能性は大。だが、政府の補助金があるので急激な値上げはないだろう。「政府の補助金の元は税金です。