止まらぬ円安で「隠れ増税」も!物価高とのダブルパンチで家計負担は年10万円増
今ガソリン価格を抑えられても、ツケは国民に回ってくるでしょう」
【8】輸送業や製造業
ガソリンを多く使うトラック輸送やタクシーなど、またエネルギーを使って機械を動かす製造業なども、コスト増加は必至だ。そして配送と無縁な産業はないので、ガソリンの高騰は全産業に波及するだろう。
【9】電気・ガス料金
液化天然ガスなどを輸入する東京ガスでは、1円の円安が6億円の減益要因になるという。6月から政府の補助金廃止と円安が重なり、家計は大打撃を受けるだろう。
■インバウンドの増加で享受できなくなること
【10】観光地のホテル
需要が増え宿泊料が2倍以上になっても、訪日外国人には「日本は安い」。宿泊料が右肩上がりで、日本人は旅行にも行けない。
【11】ビジネスホテル
宿泊料が3倍になったビジネスホテルや、1泊1万円超のカプセルホテルも。「出張手当で泊まれるホテルがない」と嘆く声も。
【12】海外旅行
外国パック旅行の料金は’23年比で7割の値上げ(’24年4月、東京都区部の消費者物価指数)。海外旅行はかなわぬ夢になりそう。
【13】海外での外食
海外旅行が実現しても、ハワイではラーメン1杯3千円、ハンバーガー1個2千円とか。