MEGUMI、小池栄子を発掘した野田義治氏。“最後の女優”に「可愛いくない子」を選んだ理由
「スカウトされた後、お母さんと一緒に(野田氏の)芸能事務所に行って。そのときが野田さんとの初対面だったのに、『お前はそんなに可愛くないんだから』って言われて(笑)。最初はとにかく怖かったです」(矢崎)
中学三年生の時に野田氏の事務所スタッフにスカウトされた矢崎。「(野田氏を)全く知らなかった」という矢崎は当初、小池栄子やMEGUMIを育てた名物社長の経歴はもちろん知る由もない。しかし野田氏の厳しい鑑識眼により、矢崎は女優デビューを果たした。
野田氏は言う。
「この子、17年間も阿波踊りをやっているんです。部活もそうだけど同じことを17年やれるという根性が凄い。
昔からそうなんです。ひとクセありそうな根性の子の方が頑張ってくれるんですよ」
「根性強さ」という点でこれまで発掘してきたスターたちと重なる点をもつ矢崎。だが、矢崎が彼女たちと決定的に違ったのは売り出し方だ。「芸能界という世界に入れた以上は、この子をグラビア方面で終わらせたくないと思っていました」と語る野田氏。かつて小池栄子など、有望な女の子を水着にして売り出してきたのに、なぜなのか。
「ルックスだけで勝負している子は2年もてばいいほうですよ。