くらし情報『日本の表示は短すぎ? 卵、納豆の「リアル賞味期限」一覧』

日本の表示は短すぎ? 卵、納豆の「リアル賞味期限」一覧

たとえば、18カ月日持ちするものでも、14カ月に設定され、賞味期限は4カ月も前倒しになるのだ。

「安全係数はあくまで目安。それを基に決められた賞味期限も1つの目安であり、絶対的な期限ではありません。表示されている保管方法を守れば、賞味期限を過ぎた食品でも、おいしく食べられる場合があります」

そこで井出さんに、どの家庭にもある食品の“リアル賞味期限”を教えてもらった。

【卵】表示してある賞味期限+約1カ月半(冬季)

「日本では、卵の賞味期限は夏場に生で食べることを前提に、1年を通して排卵日から2週間と設定されています。しかし本当は、冬場なら気温10度以下で保存すれば、排卵から57日間は生で食べられます。夏なら排卵から16日、春と秋は25日までOKです。ただし、これは冷蔵販売されている卵の場合」

【納豆】表示してある賞味期限+2~3日

「ある発酵食品メーカーの社員の話では、賞味期限の切れたころが熟成して、いちばんおいしくなるそうです。
安全係数で短くなっていることを考えれば、賞味期限後、2~3日はおいしく食べられるといえます」

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