2017年3月11日 06:00
3.11震災から6年…悲しみ乗り越え保育士になった18歳少女
一人暮らしをしながら、ゲームクリエーターになるために勉強している。中学3年生の妹の奈月さんは4月から、仙台の高校で「クリエイティブ声優コース」に通って、声優を目指す。シングルマザーだった母を亡くした宮下家の子どもたちも、それぞれの春を迎えようとしていた。
6年たっても、いまだ久実さんは見つかっていない。閖上小学校では毎年、卒業する子どもに宛てて、親から手紙を送ることになっていた。あの年、卒業を控えた奈々さんのために、久実さんも手紙を書いていたという。
「『家事とか、どんなことでもいろいろこなせる素敵な人になってください』って、お母さんが書いてくれたんです。それが、いちばんの宝物かな」
奈々さんの専門学校は3年制。
3年後、彼女はどんな保育士になるのだろう。
「私の幼稚園のときの先生みたいに明るくて、優しい先生になりたいな。保護者にも信頼されたいな」
夢は大きく広がっていく。未来へと−−。
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