WBC「筒香嘉智」と「中田翔」2人の会話はまるで掛け合い漫才
『筒香の水平打ち』
「侍の4番」といえば、相当な重圧がかかるポジションだが、筒香嘉智は、その重圧をむしろ楽しんでいる。1次ラウンドを終えて、打率3割6分4厘、2本塁打、5打点。MVPに輝いたことがそれを物語っている。リラックスにひと役買っているのが中田翔だ。
「筒香は代表入りを喜んでいたが、プレー以上に楽しみにしていたのが中田との再会。中田は筒香を弟のように可愛がっている。中田が『腹痛くて下痢が止まらねえんだよ』と言えば、『やめてくださいよ、練習中に』と、まるで掛け合い漫才のようです」(担当記者A)
筒香が飛躍したひとつの要因として挙げられるのが、「聞く耳を持っている」こと。
豪州戦で本塁打を放つ前にこんなことがあった。
守備についた筒香に青木宣親が、「差し込まれている。始動を早く」とアドバイス。すると、次の打席に入る前にものすごい素振りを見せ、「アドバイスはこれやなあ」と納得顔。直後に豪快な一発を放った。
「あれだけの成績を残していても素直に聞くし、青木を質問攻めにするなど探究心旺盛。