介護保険選びの前に…知っておきたい“公的サービス活用”の道
(柏木さん)
また、ネットで申し込みできないケースが多いのが介護保険の特徴でもある。
「そのため、外交員によるセールストークでつい乗せられてしまうこともあるといいますが、正直、絶対にはいらなければならない保険とはいえません」(加藤さん)
しかし、柏木さんが検討する価値があるというのは、昨年から売り出され、40代、50代を中心に大ヒットしている認知症保険。
「認知症の場合、食事もできるし体は健康体のため、要介護度数も低い。ところが徘徊をしたり、排せつに手間がかかり、24時間態勢で介護する必要があります。結果、介護費用も限度額を超えて、自己負担費用がかさむことに。そんなときの“安心”につながる商品ともいえます」(柏木さん)
現在のところ、2社から売り出されているが、今後は各社増やしていくことが予想されるという。
「代表的な会社の商品で、50歳女性で3,000円ほどの月額保険料です。認知症と診断された段階で一時金300万円が受け取れます。
ただし、認知症にならなければ“掛け捨て”になります」