高齢者施設、“順番待ち”人気施設に入るにはどうすればいい?
高額なものは立地やホテル並みの建物に対する費用であることが多く、介護レベルは別問題。必ず体験入居などで事前チェックを」(齋藤さん)
自立型は元気なうちから入居でき、介護型は介護が必要になってから入居する。介護も24時間体制で、最近では看取りも可能な施設が多い。
「月の費用は、介護費用、管理費や光熱費、そのほかの生活費などを含めると最低18万〜20万円以上が必要です。ここで問題となるのは“長生きリスク”。予想以上に長生きして、月の支払いが困難になるケースも多く、場合によっては退去を言い渡されることも」(長沼さん)
【2】“入居待ち”大幅減の特養
特別養護老人ホーム(特養)は民間より費用が安く、順番待ちのイメージがあるが……。
「入居条件が65歳以上で要介護3以上と引き上げられたため、入居待ちは大幅に緩和されています」(長沼さん)
住居費、食費、雑費などを含めても、多床室なら月8万円〜、個室は月15万円〜。
【3】認知症ケアには早めの検討を
「グループホームは、自宅で生活するのが困難なレベルで要支援2以上の認知症の高齢者が生活する施設。