高齢者施設、“順番待ち”人気施設に入るにはどうすればいい?
24時間体制でスタッフが常駐していることも安心につながります。月の支払いは17万円ほどです」(長沼さん)
入居時に自力で食事や入浴ができることが前提、症状悪化の前に検討したい。なかなか空きがないといわれるが……。
「近年空きが出始めたとの報告も。まめに問い合わせるとよいでしょう」(齋藤さん)
【4】選択肢が広がったサ高住
「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、日常生活や介護に不安を抱き始めた人が、安心して暮らせるように国の補助金を一部受けて、開設された住宅です。要介護や要支援の認定を受けた人、または認定を受けていなくても60歳以上の人なら入居できます。生活相談や安否確認などの生活サービスの提供があり、建物は一定基準を満たしたバリアリーフです」(齋藤さん)
通常の賃貸物件と同じように、15万〜30万円の敷金、礼金が必要な場合が多い。月の家賃は10万円前後の物件もあるので、まとまった預貯金がなくても入居が可能。
「介護が必要になれば、サ高住に併設されている介護事業所を中心に利用するケースが多いです。