スター子役・間下このみ、難病、出産乗り越えた今を告白
どれほど忙しくても、母からは『天狗になるな』とよく言われたことを覚えています」
そして中学入学を機に、仕事をセーブしていったという。学生時代にはコンビニやファミレスでのアルバイトも経験した。
「間下このみは本名なので、『なんでこんなところにいるの?』と驚かれました。その後、写真専門学校から、アメリカへ留学して、親元を離れ、ようやく誰も自分の名前を知らない世界を経験できたんですよ」
帰国後、’04年26歳で結婚。そして写真作家デビュー。だが’06年死産を経験する--。
「つらかったです。自分を責めて家にこもりがちになって。
でも私がいつまでも泣いていると、亡くなった子どもが悲しむんじゃないかと思ったんです。それから、ささやかな暮らしで感じる喜びを夫婦で語り合うようにしました。主人とのそういう会話が、だんだんと私を立ち直らせてくれましたね」
その後、再び妊娠。だが、「不育症」のひとつの原因と言われる「抗リン脂質抗体症候群」という2万人に1人の難病と宣告された。「無事出産できるかわからない」