スター子役・間下このみ、難病、出産乗り越えた今を告白
と医師に言われたという。
「すごくショックでしたが、次の瞬間には、『絶対におなかの赤ちゃんを全力で守る!』と強く決心していたんです」
そこで彼女を助けたのは、子役時代に培った自身の知名度だった。
「あまり知られていないこの病気を認知してもらいたい、とテレビを通じて発表したんです。するとそれを見た、この病気のデータを持つ大学病院の先生から連絡をいただいて。それから毎日、血液が固まるのを抑制する注射を打ちに病院に通いました。子役時代で海外のロケで熱を出したとき、ものすごい太い針で注射されて卒倒して以来、注射がトラウマだったのですが、それでも生まれてくるわが子のためなら、そんなことくらいと思えて。きっと母として生きる決心ができたんでしょうね」
毎日の注射治療と同時に、聴診器で胎動を確認した。そして帝王切開で長女を出産。
命がけの出産をつづった夫との著書『ママになりたい…~ハイリスク出産を越えて~/たまご日記~ちいさな命の記録~』は’13年にNHKでドラマ化された。出産から今年で10年……。